2021年7月22日(木・祝)
午前中は防災講座、午後は以前に事務所にチラシを持ってこられた、ワクチンの学習会に参加してきました。

講師は大阪市立大学医学部名誉教授の井上正康さんです。
https://www.inouemasayasu.net/

 

まずは感染症史から。

  

感染機構について。

 

たびたびニュースでも報じられますが、なぜ日本は感染者数死者数が少ないのか。

これを時系列で整理されていました。
2019年末から、インバウンドによる市中感染がおこっていたため、それがワクチン効果となり、集団免疫獲得となっているのではないか、という見解。
いわゆる「Factor-X」と呼ばれているものですね。

また、この集団免疫の獲得とウイルス干渉により、インフルエンザへの対抗もでき、数年のうちにインフルエンザは絶滅するのではないかという予測がでているそうです。

ワクチンは感染を予防するものではなく、発症及び重症化を予防するものです。
ファイザー製ワクチンに関する情報(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_pfizer.html

国内において死亡および重症の年齢別グラフ。高齢者になればなるほど数がふえています。
高齢者は感染し発症すると重症になるリスクが高い、ということですね。では子どもたちは?

  

ワクチンをめぐっては、デマや陰謀論というのもあふれていて、なにが正しいのかよくわからない、というところが現状かもしれません。
承認についても通常ではなく、「特例承認」という手続きになっていること、
通常の承認流れを考えると現段階は「治験」レベルであるということ、
接種医療従事者にインセンティブが出されているということ、
今までのワクチンとは違う「mRNAワクチン」であるということ、
ファイザー製ワクチンでの死亡例がない、とされているがグレー判定となっている件数が660件であるということ、
(660件と表記するのが個人的には好ましくないのですが、ワクチン接種後になんらかの理由でお亡くなりになった方が663名、うち3名は因果関係なしと判定されたということです)
https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000809324.pdf
イレギュラーが沢山ありすぎて思考停止になりそうです💦

  

井上先生によれば新型コロナは感染症2類ではなく、5類であるべきだ。
すなわち、「たちの悪い風邪」そして「血栓症」である、という意見です。
そして「ワクチンパスポート」ではなく、「抗体パスポート」の検討を!

予防のためには、自身の免疫力を高めること、そして感染経路を合理的におさえる、というものでした。

家庭での感染が多くなる原因は「トイレ」である、それは便として排出されるから、ということでした。
アルコール除菌は便座、トイレのレバー、トイレのドアノブにこそ必要である、ということだそう。
主感染は人→人ではなく、人→モノ→人。
だから、感染予防には
1.手洗い、2.うがい、3.オーラルケア、4.トイレを清潔に、5.鼻洗浄
が有効とのこと。

ワクチン及び新型コロナウイルス感染症対策に関しては様々な意見があります。特に人生これからの子どもたちに関しては親が責任を持って調べて対応していくことが必要だと感じています。
ここ数日は猛暑が続いています。猛暑のなかのマスク着用についても「なんのためにマスクをするのか」を考えて感染症対策と熱中症対策を行う必要があります。

厚生労働省は2021年6月に通達を出しています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_coronanettyuu.html

勿論、ワクチン打つと安心する、マスクしていないと怖い、という方もいらっしゃるし、反対にワクチンは危険だから打つとだめ!という方もいらっしゃる。
メディアや情報に振り回されず、自分はどうするのか、しっかりと情報収集を行い、自分で考えて行動していきたいと思います。