2019年1月26日(土)
9:30~12:30
第1回くらしの政治学習会「福祉避難所を知る」
を開催しました。
講師は防災士で兵庫県立大学大学院で減災復興政策を学んでおられる湯井恵美子さんです。

まずは講義。
今までの災害の事情や避難所の現実を知るところから。
地震保険の加入率なども。
災害を経験した都道府県での加入率上昇などもグラフで見ると納得。
賃貸でも家財一式となると高額になります。被災すると「お金」が重要で一時金として受け取れる保険金がありがたく、その後の生活にも影響します。

支援学校で実践された「SOSファイル」
吹田支援学校HPに載っています。
http://www.osaka-c.ed.jp/suita-y/sosfile.html

SOSカードの有用性についても。
名前・ニックネーム・保護者の連絡先・好きなもの・苦手なもの・声掛け・行動支援・食べる・排泄・注意などが書かれたカードを持たせておくというのは、いざというときに役立ちます。
個人情報が・・・と言われることもありますが、これらは助けてもらうための情報です。
上記のことは以前実習にいったときに作成した個別支援計画と共通するところがありました。いかに本人の支援を本人の望むように、かつまわりが支援しやすいように計画するか、というところです。

現実として、福祉施設における災害対応はまだまだ未熟なところが多いです。
課題は把握できている。
では、対応策を考えていかなければ!

そして避難所の運営ゲームです。
参加者で係を決め、避難所の運営を考えていきます。

「運動場を駐車場にする」
これだけでも実際やってみると
「何台くらい停められる?」
「福祉避難所やし駐車スペース広くとらな」
「横並べやったら回転スペースがいる」
など意見がいっぱい。事前に考えておかなければ、あっという間に時間が経ってしまいます。

もうひとつのワーク「大地震発生直後、あなたは何をしますか?」
ほとんどの人が自分の身を守る・・・と続きます。
自分が亡くなる又はけがをして動けない、と回答した人はゼロでした。
所謂、「正常化の偏見」です。

自分が動けなくて助けて!というときに隣の人が助けてくれるか?という質問に対してはみなさん・・・・。
一方で、隣の人が助けて!と言っているとき助けに行くか?という質問ではみなさん「行く!」と回答。
そうなんです。来てくれるんです。助けてもらう力も必要なのです。

福祉避難所のカギは「連携」
いかに人を逃がすことができるか。心地よい避難所を開設するには。
開設時に困らないためには訓練が必要。
など、盛りだくさんな内容で、3時間はあっという間でした。

市でつくるハザードマップなどは市をまたぐと他市部分は白紙になってしまいます。
計画をたてるには被害想定が必要、それには広域での検討も必要になってきます。避難所に関しても、自分のところの地区だけでなく、どこからどれだけ受け入れることができるのか、また自分は行くことができるのか。
例えば北摂一体での取り組むなど、これからやるべきことはたくさんあると認識した今日の学習会でした。
ご参加いただきましたみなさま、お寒い中ありがとうございました!

次回のくらしの政治学習会は2月23日(土)10時~12時
防災備蓄収納マスタープランナーの三原麻弓さんによる「お片付けから始める防災」です。お楽しみに!
http://suteki-senior.com/